「2020春の咲島スタンプラリー」でバスを走らせてみた話
はじめに
今回のスタンプラリーで使用した路線バスは、「自動車モデル」ではなく、「気動車モデル」にて実装しました。詳しい話は割愛しますが、レール(ガイド)の上を走るようになっているので、「事実上のガイドウェイバス」ということになりますかね?この方式自体はRTM初期から存在する、いたって普通の方式になります。しかし、今回のスタンプラリーではRTMで初めて一般向けに営業運転を行いました。
バスのギミック
今回のバスは、こけさん製作の「こけバスキット」をさらに改造した「成立バスキット」のJBUS中型を使用しました。ちょっと車が新しすぎましたかね・・・
今は日野レインボーHRのモデルが出来上がっているのでこんな新しい車は入れないでしょうねえ・・・(なお倉急はまだ90年代なのでそれでもちょっと早いという)
まあそんなことはさておき、ここではバスに仕込んだギミックをちょこっとだけ紹介していこうかなと思います。
1.降車ボタンの実装(脳筋)
スタンプラリーに参加された方なら、こういう注意書きを読まれたかと思います。
・バスを降りる際は、チャットで以下のように入力してください 系統名 降りることの意 (例) 13 降ります *カタカナやひらがな・ローマ字でも可。ただし系統名だけは忘れずに。以上の文面以外ですと、対応が遅れる場合があります。 チャットで発言すると降車ボタンが点灯します。バスが停まるまでしばらくお待ちください。
この文章を見て「なんだなんだ連動とかなんかやってんのか」と思われた方も多いと思いますが、実はこれかなり頭が悪い方法をとっておりまして、まずチャットで〇〇 降ります と入力されるとバス運転者のPCにて、マイクラのチャットと連動している棒読みちゃんより「オージ製降車ボタン」の音が鳴ります。それを確認した運転者は「前照灯設定」を「前照灯・尾灯」にすることで降車ボタンが点灯したように見えます。
このなんとも言えないシステムも一応意味がございまして、1つは降車バス停の誤通過防止、もう1つは「次のバス停に停まるよ!」ということをお客さんに知らせるという、まあ本来の使い方ですかね。
1つ目の"誤通過防止"について補足しておきますと、通常、バスの運転席にはこのような「降車ボタンが押されたことを運転者に知らせる知らせ灯」があり、これをどうにかして点灯させることで、バス停の誤通過防止に役立つ・・・かも・・・しれません。
ちなみに今回は実装しませんでしたが点灯していない左側の知らせ灯は、車椅子のお客さんが降車される際に光るものです。
2.扉開閉+αの実装
扉開閉については語ることもないですし、(苦難の歴史がよみがえるため)語りたくもないのでスルーとして、+αである乗降中表示に触れておきましょうかね。
正直一般車両もなにもないので追加する必要は大してなかったんですが、天玉寺の転回場で折り返す際、「バスが発車するのかまだ停まっているのかわからないな」と気付いたため急遽設置しました。これまた前照灯オンオフで照度が変わったりします。(何故そんな無駄なところばかりに手を入れるんだ)
スタンプラリー営業運転後の反省
13系統運転手・水無月なりと「これまでの個人的悲願だったバスの営業運転が今回実施できてとても嬉しかったです。13系統は山の中を通る路線ということもあり、どうしても狭隘区間が多数存在しており、路上の歩行者や、突発的に飛び出してくるスーパーカブに注意しなければならない場面がよくありました。あとこれは直接バス運営に関係のあることではないのですが、今回使用したバスは特殊発光に対応しておらず、影Modを入れると光が残念という声や、タイヤが回っていない・・・など色々突っ込みを受けたので、地道に改善していけたらいいなと考えております。また今回、イベント運営に不手際があったこと、突然の時差参加制への変更とお願いが発生してしまいました。申し訳ありませんでした。」
13系統運転手・ろくあるさん「電車とは違った視点で楽しかったですが、やはり歩行者が近いので、歩行者に当てるかもしれないとヒヤヒヤしながらの運転になりました。でも、注意して運転すればなんとかなる。」
また運転手の声が集まり次第追記する。 2020/04/05 水無月なりと
長池貯水池の桜と13系統。photo:meitetsu600V